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2019年11月16日土曜日

オリーブオイルと白ワインのにんにく醤油ラーメンの話





にんにくが好きだ。特に、油で炒めて香りを出したにんにくが好きだ。

普段作る醤油ラーメンは、鍋一つで、

①刻みにんにくをキャノーラ油で香ばしくなるまで炒める
②鶏肉などの肉を入れて炒める
③肉に火が通ったら野菜(もやし、人参その他好きなもの)を入れて軽く炒める
④火を止めて、粉末鶏ガラ、砂糖、日本酒、しょうゆを入れ、具材が十分浸るくらいに水を入れ、中火にかける
⑤沸騰したら、中華麺を加えてほぐす
⑥再度沸騰したら上から卵を割り入れてふたをし、黄身は生のまま、白身にやや火が通ったくらいで、完成


といった流れで作る。別にどこで見たレシピでもない、勝手に自分で気に入っている作り方だ。

とにかく「いったん鍋から降ろす」とか、「これとは別に麺を茹でておき・・・」とかいうめんどくさい工程が大嫌いなので、かなりガサツな出来になるが、味的には気に入っている。生焼けにんにくのヒステリックな味が目障りで失敗したこともあるが、しっかり揚げるとおいしくなった。


今回は在庫のキャノーラ油の残りがほとんどなかったので、炒め油はオリーブオイルにした。また、冷蔵庫に置いていた白ワインの残りを処分したかったし、自分の味付けなら多少の酸味は合いそうに思ったので、日本酒の代わりにワインを使うことにした。あとは鷹の爪をちぎって入れた。


やってみたら、中華っぽさはあまりなかったが、予想通りややさっぱりめの味でおいしくなった。満足。

最近、白ワインを料理に使うのが結構楽しくなってきた。


(冒頭画像は、Kasjan FarbiszによるPixabayからの画像)


2019年11月12日火曜日

本当は黄色い月明りの話



ふと気になったことは割とよく調べる方だ。

とはいえ、思い立つたびにいちいち図書館に行くほどは暇ではないし、近くにある図書館は小さいので、調べる手段はもっぱらインターネットだ。

ネットは便利だが、要領を得ない情報しか得られない場合も多い。

先日、「空の月は黄色く見えるのに、手元に落ちた月明りが青いのはなぜだろう?」と気になり、調べてみた。

どうやら人間の目は、光量が少ない状況では、視細胞の都合により、波長の短い青色の光を強く感じ、波長が長い赤色側の光は弱く感じる、という仕組みになっているらしい。(これはプルキンエ効果と呼ばれているそうだ。)

ふむふむなるほど。ん?じゃあ月明りは本当は何色なんだ?という疑問が生じた。しかし、意外とそれについてはっきり書いているものに辿り着かない。

自分は、月明りの本当の色が知りたい。なら、調べるべきなのは、要するに「月明りに含まれる光の波長ごとの強さ」を示した情報だ。

そこで、「月明り 色 波長」などで検索する。
いくつか検索結果を流し見ていると、月光の色温度について書かれたサイトに、まさに欲しかったものがあった。

横軸が波長の長さ、縦軸が光の強さで作られたグラフだ。
グラフでは、太陽の光と月の光を並べて表示しており、むしろ月の光の方が太陽よりも黄色い(長波長優位)くらいだった。

「月を直接見れば目に入る光量は多いから実際の波長通りに白~黄色がかって見え、手元に落ちた月明りは光量が少ないから視細胞の都合で青く見える」

よし。欲しかった解答がきれいに見つかった。


ちょっとした疑問について調べてみても迷宮入りすることが多いネットで、疑問に対する結論がきれいに見つかるのはとても気持ちいい。たとえ一文の得にもならなくても。


(冒頭画像は、Hermann SchmiderによるPixabayからの画像)


2019年11月6日水曜日

ごま油の話


自宅では、調理用の油として、キャノーラ油、エクストラバージンオリーブオイル、ごま油を使っている。

とりあえず、ごま油が一番価格が高いので、何でもごま油でやればおいしくなるんだろ、と思っていた時期があった。

しかし、例えばニンニクチャーハンとかの炒め油にごま油を使うと、何かおいしくないような変な感じだった。

冷静に考えてみれば、ごま油のあの匂い、あれは(油成分以外の)いわば混ざりもののにおいだ。それをしっかり加熱してしまうと、その成分が焦げるなりなんなりして本来のごま油の香ばしい香りが消えて苦みなりなんなりが出てくるのでは?と気づいた。

そこで、ごま油は調理の最後の仕上げにだけ入れ、直火でカンカンに熱したりはしないようにしたら、普通においしくなった。ネット上のいろんなレシピなんかでも、よく見ればごま油はたいてい最後に入れられているようだった。

かくしてやっとごま油をきちんと使えるようになった。ちなみに最近気に入っている使い方は、焼きそばの仕上げだ。最後にフライパンに回し入れてその上から中濃ソースをかけるとおいしい。



2019年11月4日月曜日

お気楽な料理の話




何をやってもうまくいかない自分の生活において、まだしもうまくいくのが、料理だ。

ここ数年、生活上たいして面白いこともないし、挑戦していることも何年も結果が出なくて正直毎日クソつまらないので、食べるくらいしか気持ちいいことがない。

しかし無職の自分には、外でまともなものを食べるようなお金はないので、自分で作ることになる。

食べたこともない外国の料理を作るのが好きで、海南鶏飯だとか、ラタトゥイユだとか、ムケッカだとか、そういうものを作ったりする。もちろん野菜炒めとかチャーハンとかうどんとかの普通のものも作る。

料理は良い。
とりあえずレシピを見て作ってみて、おいしかったところ、おいしくなかったところを自分の舌で評価して、その原因として考えられるものを経験・化学等の視点から考えて仮説を立て、次に改善してみる。見事おいしくなれば大当たり。外れれば、また別の仮説を立てて改善する。あまり失敗を繰り返すと嫌になるが、幸運なことに、たいていは最初からおいしくなるし、失敗しても2回目以降はおいしくできるのが普通だ。(もちろん何度やってもうまくいかないものもあるが、そういうものはそもそも作るのをやめるだけである。)

自炊料理の気楽なところは、「誰様とコミュニケーションをとる必要もなく理科の実験に近いこと」「料理を食べて結果を評価するのが自分自身であること」の2点だ。

何もできない自分の生活の中で、料理は、数少ない救いだ。やろうとして工夫して実際それが功を奏して結果を出せるときの「よし!」という気持ちは、とても大切にしている。


何でも、自給自足レベルのそれなりの品質のものを作って満足して生きていけるならそれなりに幸せだったのかもしれないようにも思う。



自分は生まれるのが1000年遅かったのか。




(冒頭画像は、RitaEによるPixabayからの画像)