2019年11月17日日曜日

怖い話の隣人の大家の話





怖い話は結構好きで、読み漁っていた時期がある。

ネットでよく見る怖い話で、こんなのがある。

大要、

・女子大生がマンションで一人暮らし
・部屋の壁に穴が開いていることに気づく
・穴を覗くといつ見ても赤いので、隣の部屋の様子が気になる
・大家に聞いてみる
女子大生「私の隣の部屋にはどういう人が住んでいるのですか?」
大家「あなたの隣の部屋には病気で目が赤い人が住んでいますよ。」


というものだ。

とりあえず思うのは、こうだ。
「どんな人?」と聞かれて「目が赤い人」とか言うか?

「どういう人?」と聞かれれば、普通、「30代くらいのサラリーマン」とか「一人暮らしのおばあさん」とか「子連れのお母さん」とかそういうことを答えるのではないかと思う。大家は目の色で住人を識別しているのか?おかしいだろ。目が赤いから何だって言うんだよ。

物語をコンパクトに進めるために多少非現実的な動きをさせられる登場人物、というのはよく出会うものではあるが、それはそれとしてやっぱりどうにも可笑しい。「目が赤い人が住んでいますよ(ドヤァァァァァァ)」という感じに見えて、どうしても笑ってしまう。


そんなわけで、あの怖い話はすごく好きだ。思い出すだけで笑ってしまうくらい好きだ。ささやかではあるが、それはある種の財産と言ってもよいものだ。









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